昨年から行っているプロジェクトへのご参加のお誘いです。
伊那地方は、昔から「木曽ヒノキ、伊那マツ」といわれアカマツの産地として有名でした。
もちろんアカマツ林のあるところには秋にマツタケが生えてきます。
伊那の高遠藩では、毎年幕府にマツタケを献上していたそうです。
アカマツ林内の落ち葉や枯れ枝は、焚付用や堆肥用として重宝され、
人々の暮らしと密接につながった里山を形成していました。
しかし、家庭で薪や炭を使わなくなると落ち葉や枯れ枝は林内に放置されるようになりました。
この状態は、アカマツと共生している菌根菌(マツタケ菌)にとって好ましくない環境です。
そしてマツタケ菌が弱ると、アカマツの元気もなくなります。
そこで、専用の熊手を使って、林内の「柴かき」(落ち葉や枯れ枝を掃き集める)を行い、マツタケ菌が生育しやすい環境にします。
こうすることでアカマツも元気を取り戻し、将来、マツタケも生えてくるようになります。
そんなわけで、アカマツ林整備ツアーへのご参加お待ちしております。